施工管理の転職 条件比較ノート年収・休日・残業・資格手当を求人票で比べる

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求人票

現場手当・資格手当は残業代に入る? 固定残業代の求人を時給換算で確かめる

※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日

結論

手当込みで固定残業代を検算基本給だけ手当も入れる基礎時給約1,442円約1,615円45時間分約81,130円約90,865円固定残業代82,000円82,000円判定足りている月約8,865円不足年間休日105日・1日8時間の計算例。残業代の計算から外せる手当は家族・通勤など7つだけ施工管理の転職 条件比較ノート
図:手当込みで固定残業代を検算

残業代の計算から外してよい手当は7つだけ

残業代は「1時間あたりの賃金×1.25(以上)×残業時間」で計算します。この「1時間あたりの賃金」に何を入れるかは、労働基準法37条5項と労働基準法施行規則21条で決まっています。外してよいのは次の賃金です。

残業代の計算から外してよい賃金根拠
家族手当労働基準法37条5項
通勤手当労働基準法37条5項
別居手当施行規則21条1号
子女教育手当施行規則21条2号
住宅手当施行規則21条3号
臨時に支払われた賃金施行規則21条4号
1か月を超える期間ごとに支払われる賃金(賞与など)施行規則21条5号

施工管理の求人によくある現場手当・資格手当・役職手当・職務手当は、この表に入っていません。毎月決まって払われるなら、残業代の計算の土台(基礎)に入れて計算する必要がある、と読むのが条文どおりです。

求人票に「◯◯手当」とあれば、まず上の7つに当たるかどうかを見ます。当たらない手当が毎月の固定給に入っている場合、その分だけ基礎時給は高くなります。

求人票から基礎時給を逆算する手順

月給の人の1時間あたりの賃金は、月給を「月の所定労働時間」で割って出します。月によって所定労働時間が違う会社は、1年間の平均を使います(労働基準法施行規則19条1項4号)。

  1. 月の所定労働時間を出す:(365日-年間休日)×1日の所定労働時間÷12。年間休日105日・1日8時間なら、260日×8時間÷12=約173.3時間。年間休日120日なら約163.3時間です。
  2. 基礎になる月給を出す:基本給+現場手当+資格手当+役職手当など。固定残業代と、上の7つの賃金は除きます。
  3. 基礎時給=②÷①
  4. 固定残業代の検算:基礎時給×1.25×固定残業時間 が、求人票の固定残業代以下なら足りています。
  5. 最低賃金の検算:月給(通勤手当・時間外手当などを除く)÷1か月平均所定労働時間 が、働く都道府県の最低賃金以上か。

計算例:手当を入れると固定残業代が足りなくなる求人

次の求人票を例にします(年間休日105日・1日8時間)。

項目金額
基本給250,000円
現場手当20,000円
資格手当(1級)10,000円
固定残業代(45時間分)82,000円
月給の合計362,000円
計算のしかた基礎時給45時間分の残業代固定残業代との差
基本給だけで計算(誤り)約1,442円約81,130円足りている
手当も入れて計算(条文どおり)約1,615円約90,865円月 約8,865円 不足

手当を基礎に入れると、82,000円で払える残業は約40.6時間分です。45時間まで残業すると、差額を別に払う必要があります。求人票の数字だけで判断せず、面接や内定時に「固定残業代の計算に現場手当・資格手当を入れていますか」と確かめると安心です。

このような求人を2つ並べて、年収と拘束時間から時給を比べるには、トップの条件比較ツールが使えます。

内訳が書いていない求人は要注意

「月給25万円(固定残業45時間分を含む)」とだけ書かれ、内訳がない場合を考えます。年間休日105日なら、25万円のうち固定残業代を除いた部分は約188,700円、基礎時給は約1,089円になります。東京都の最低賃金(2026年度の答申額1,280円)を下回り、最も低い県の答申額1,085円とほぼ同じ水準です。

厚生労働省の若者雇用促進法の指針では、固定残業代を含める場合、①固定残業代を除いた基本給の額、②固定残業代の時間数と金額などの計算方法、③固定残業時間を超えた残業などには割増賃金を追加で払うこと、の3点を明示するよう求めています。内訳がない求人は、応募前に聞いて確かめましょう。

割増率と最低賃金の数字(2026年10月時点)

項目数字メモ
時間外労働(月60時間まで)25%以上×1.25で計算
時間外労働(月60時間を超えた部分)50%以上中小企業も2023年4月1日から
地域別最低賃金 全国加重平均(2026年度答申)1,177円2025年度は1,121円
同 最も高い額/最も低い額1,280円/1,085円発効日は都道府県ごとに2026年10月1日〜12月2日

建設業にも2024年4月から残業の上限(原則 月45時間・年360時間)が適用されています。固定残業45時間の求人は、原則の上限いっぱいまで残業する前提になっていないか、実際の平均残業時間もあわせて聞くとよいでしょう。上限の詳しい中身は「建設業の残業上限」、求人票の他の項目は「求人票の確認ポイント」にまとめています。

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資格と経験に合う相談先を確認する

試験の合格と転職サービスの利用条件は別です。資格・経験・希望地域が対象かを確認し、求人票の基本給・残業・休日を同じ条件で比べてください。以下は順位を表す一覧ではありません。

CIW Construction

すでに施工管理等の業界経験と1級・2級の対象資格があり、転職を検討する方向け。完全未経験者は対象外です。対象資格・経験年数等は申込先で確認してください。

運営:株式会社アイ・クラッチ/有料職業紹介許可:13-ユ-320005

CIW Constructionの相談内容を確認する

コンストワーク

施工管理の仕事や、給与・休日などの働き方を相談したい方向け。未経験からの相談にも対応するサービスです。紹介可能な求人・条件は個別に確認してください。

運営:株式会社foredge/有料職業紹介許可:13-ユ-309125

コンストワークの相談内容を確認する

ヨロズワークス

施工管理の経験があり、次の職場の条件を相談したい方向け。ここでは経験者向けの相談先として紹介しています。

運営:株式会社AMGキャリアサービス/有料職業紹介許可:13-ユ-318333

ヨロズワークスの相談内容を確認する

求人の有無や紹介条件は時期・地域等で変わります。年収の増加や採用を保証するものではありません。運営会社・許可番号の出典と確認状況は広告掲載方針に記載しています。

よくある質問

Q. 資格手当は残業代の計算に入らない、と会社に言われました。
A. 労働基準法施行規則21条で外せる賃金に、資格手当は入っていません。ただし、個別の扱いは労働条件や支払い方で変わる場合があります。判断に迷うときは、勤務地を受け持つ労働基準監督署や総合労働相談コーナーに相談できます。

Q. 固定残業時間より残業が少ない月は、固定残業代が減りますか。
A. 求人票の「固定残業代」は毎月決まった額として書かれます。残業が少ない月に減るかどうかは、就業規則や労働条件通知書で確かめてください。

Q. 現場手当が「日額」の場合も基礎に入りますか。
A. 7つの除外賃金に当たらなければ、基礎に入れて計算する対象になります。日額の手当は月ごとの額が変わるため、計算のしかたは会社に確認しましょう。

参考にした情報(確認日:2026年10月27日)