資格
施工管理技士補は転職でどう評価される? 監理技術者補佐と経審の扱い
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結論
- 技士補は、施工管理技術検定の第一次検定に合格した人の称号です(令和3年度の検定から)。1級技士補と2級技士補があります。
- 1級技士補で、主任技術者の要件(2級の資格や実務経験など)も満たす人は、監理技術者補佐として現場に置けます。会社の経営事項審査(経審)では4点で数えられます。
- 1級技士補の資格だけでは4点になりません。求人票の「技士補可」「1級技士補歓迎」は、どの立場で配置する予定かを面接で確かめると、評価のされ方がわかります。
技士補とは
施工管理技術検定は、建設業法にもとづく国家試験です。令和3年度から、試験が「第一次検定」と「第二次検定」の2段階になりました。国土交通省は、第一次検定の合格者に「技士補」の称号が新たに付与されると説明しています。第二次検定に合格すると、これまでどおり「技士」(施工管理技士)になります。
| 段階 | 合格すると | 主な役割 |
|---|---|---|
| 1級 第一次検定 | 1級技士補 | 条件を満たせば監理技術者補佐 |
| 1級 第二次検定 | 1級施工管理技士 | 監理技術者・主任技術者 |
| 2級 第一次検定 | 2級技士補 | 技士補としての配置の決まりはない |
| 2級 第二次検定 | 2級施工管理技士 | 主任技術者 |
令和6年度からは、第一次検定を年齢だけで受けられます(1級は年度末に19歳以上、2級は17歳以上)。そのため、経験の浅い人や、他業界から転職する人でも技士補になれます。受検資格の詳しい内容は「受検資格の改正」にあります。
監理技術者補佐になれる条件
監理技術者補佐は、監理技術者の仕事を補佐する人です。国土交通省の「監理技術者制度運用マニュアル」では、なれる人を次のように説明しています。
| なれる人 | 説明 |
|---|---|
| 主任技術者の資格があり、1級の第一次検定に合格した人 | 1級技士補で、2級施工管理技士などの資格、または実務経験で主任技術者の要件も満たす人。工事の種類に合う検定種別に限られる |
| その工事の種類の監理技術者の資格がある人 | 1級施工管理技士など |
監理技術者補佐を各現場に専任で置くと、監理技術者は専任が必要な工事を2現場まで兼ねられます(専任特例2号)。会社にとっては、1級を持つ人が少なくても受けられる工事を増やせる仕組みです。
ただし、機械器具設置・さく井・消防施設・清掃施設の工事では、監理技術者補佐は監理技術者の資格がある人に限られます。また、公共工事で特例を使う場合は、監理技術者補佐も会社と入札の申込日以前に3か月以上の直接的な雇用関係が必要とされています。入社してすぐに補佐として配置されるとは限りません。配置の決まりは「監理技術者・主任技術者の要件」と「兼任特例」にまとめています。
経審での点数の条件
経審は、公共工事を元請けで受けたい建設会社が受ける審査です。在籍する技術職員の資格ごとに点数を数えます。
| あなたの状態 | 経審の区分 | 点数 |
|---|---|---|
| 1級技士補+主任技術者の要件(2級の資格や実務経験など) | 監理技術者補佐 | 4点 |
| 1級技士補+2級施工管理技士(同じ業種) | 監理技術者補佐(高いほうの区分だけ数える) | 4点 |
| 1級技士補だけ(主任技術者の要件なし) | 監理技術者補佐にならない | ― |
| 2級技士補 | 技士補としての区分はない。実務経験で主任技術者の要件を満たすかなど、別の条件で決まる | ― |
| (参考)1級施工管理技士/講習受講者 | 1級技術者/1級監理受講者 | 5点/6点 |
出典:国土交通省 関東地方整備局資料。点数の全体は「経審の技術職員点数」参照。
この4点は、令和3年4月1日から経審の加点の対象になりました。実務経験で主任技術者の要件を満たす場合は、第一次検定の合格証明書に加えて、実務経験証明書や卒業証明書の写しなどで確認されます。また、技術職員は1人2業種まで、6か月を超える雇用の確認が必要です。数え方の細かい条件は、会社が審査を受ける都道府県の手引きで決まります。
求人票での書かれ方の確かめ方
求人票では、技士補が次のように書かれることがあります。書き方だけでは評価がわからないので、面接で具体的に聞きます。
| 求人票の書き方 | 面接で確かめること |
|---|---|
| 「1級技士補 可」「技士補以上」 | 監理技術者補佐として置く予定があるか。どの業種の工事か |
| 「資格手当あり」 | 技士補が手当の対象か、金額はいくらか(資格手当の見方) |
| 「資格取得支援」 | 第二次検定の受検費用・講習費用を会社が出すか |
| 「2級以上 必須」 | 技士補だけでは応募条件を満たさない場合がある。経験で補えるか |
転職で伝えるときは、「1級建築施工管理技士補で、2級建築施工管理技士も持っています」のように、主任技術者の要件まで合わせて書くと、会社が経審や配置で数えられるかを判断しやすくなります。年収の話し方は「施工管理の年収交渉」を参考にしてください。
監理技術者補佐として1年以上働くと、1級の第二次検定の受検資格になります。補佐として置かれる会社では、1級取得までの道筋も立てやすくなります。試験日程は試験日程・合格率一覧で確認できます。
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よくある質問
Q. 2級技士補は転職で評価されますか。
A. 2級技士補には、監理技術者補佐のような配置の決まりや、経審の専用の区分はありません。試験に合格した知識の証明として見るかどうかは会社によります。2級の第二次検定は、合格後3年以上の実務経験で受けられます。
Q. 1級技士補になれば、すぐに監理技術者補佐として働けますか。
A. 主任技術者の要件も満たす必要があります。公共工事で特例を使う場合は、会社と3か月以上の雇用関係も必要とされています。
Q. 技士補で資格手当は出ますか。
A. 会社によって違います。求人票に対象資格が書かれていなければ、面接で確かめてください。
参考にした情報(確認日:2026年10月27日)
- 国土交通省 報道発表「令和3年度技術検定のスケジュールを公表しました!」(令和2年12月18日)
- 国土交通省「監理技術者制度運用マニュアル」(令和7年2月1日適用)
- 国土交通省 監理技術者制度運用マニュアル(令和7年2月適用)
- 国土交通省 資料4「経営事項審査の審査項目の改正(案)」(経営事項審査における技術職員評価の概要)
- 国土交通省「令和6年度以降の技術検定の基本的な方針について」別添(令和5年7月3日)
- CIW Construction 公式サイト(運営会社・許可番号の表示)
- ヨロズワークス 運営会社(株式会社AMGキャリアサービス)
- 厚生労働省「人材サービス総合サイト」(許可番号の照合)